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第16回公演

ことのはbox 第16回公演「おつかれ山さん」

劇場都市T O K Y O演劇祭辞退につきまして

 

 

平素より、ことのはboxにご興味くださいまして誠にありがとうございます。

この度、上記にありますように劇場都市T O K Y O演劇祭を辞退させて頂く運びとなりました。

 

事の経緯と致しまして、今回の「おつかれ山さん」の公演は演劇祭に向けて作られた作品ではなく、劇場利用期間に演劇祭が行われることが後から決定し、シアター風姿花伝の支配人である那須佐代子様より演劇祭参加の打診を受け、参加を表明致しました。

その際には、『まだ産声を上げたばかりの演劇祭ではありますが、皆様と共により良いものに作り上げていくことで演劇界を次の世代へと盛り上げて参ります。宜しくお願い申し上げます。』とあり、『反権力が演劇や芸術の要であるかのような謂れを受け、今も根強くそのような言動が蔓延ることであるが、演劇が一般社会においてそのような印象を持たれることはその分野の未来的な展望を阻害することに他ならない。』等の発言はありませんでした。

 

当団体といたしましては、演劇の作品がどのような思想、理念のもとに創作されていても抑圧の対象になるべきではないと考えており、劇場の利用期間によって参加がなされる演劇祭が偏った理念を持つことはあってはならないことだと思います。特定の思想理念のある演劇祭であれば、そのような募集がなされるべきであると考えます。今回のような、後から特定の思想によった発言のなされる演劇祭には賛同出来ないとし、演劇祭を辞退致します。

 

また事実を知った、今公演「おつかれ山さん」の劇作家である鈴江俊郎様からこの演劇祭参加についての抗議もありました。その件に関しましては、演劇祭の偏った思想が後から付けられたこと、A P Aホテルの協賛があとからついた事等を説明し、演劇祭辞退を希望している旨お伝えさせて頂きました。

 

今回の発表は公演が中止になる類のものではなく、あくまで演劇祭からの辞退であり公演は2月1日まで行われます。

 

最後に、この演劇祭への辞退は、あくまで当団体の判断であり、演劇祭に参加されている他団体様を批判、非難するものではありません。何卒ご理解のほどよろしくお願い致します。

 

 

 

ことのはbox

代表 酒井菜月

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